人工林と天然林

国内の森を大きく分けると人工林(人が種をまいたり苗木を植えたりして誕生した森)と天然林にわけられます。文字通り天然林はもともとの自然の状態のままのものです。全体の約4割が人工的につくられた人工林なんです。

人工林はもちろん材木として生育されたものなので植えられている木も種類が絞られています。代表的なものにスギ、ヒノキ、アカマツなど、続いてエゾマツやクロマツなど成長の早い針葉樹がほとんどです。ちなみに人工林が材木として完成するまでには40年かかります。

対する天然林は広葉樹が多いのが特徴的です。日本に昔からある様々な種類の木々が生えています。ブナ、クスノキ、カシノキ、シイやコナラなどが代表的です。

よくどちらの森がいいのか尋ねられますが、人工林といっても森遊びに供される時点で材木を使用するための育成林から対象を外れた森です。種類は針葉樹が多いですがほとんどが自然の状態に戻りつつある森の場合が多く、広葉樹なども交じっています。天然生林などとよばれるものです。

キャンプなどで重宝するのは実は人口林からドロップアウトした森、先程でてきた天然生林です。人工林は人の手によって切り開かれた森。なぜそこが切り開かれたのでしょう。傾斜が少なく道路に近いからです。森遊びのできる森であればこの部分けっこう大切です。

僕もテントなどを持って天然林登ってみましたが傾斜はきつく平らな場所もほぼ皆無。ブッシュクラフトなどの重鎮には怒られそうですが、針葉樹林のが好きです。

人工林と天然林。人が植えたか否かの違い。手入れの如何があるないにしろ、育てるのは自然の力。どっちも素敵な森に変わりありません。



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